<   2008年 07月 ( 10 )   > この月の画像一覧

50回目のありがとう。

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このブログ、とりあえず50回続けようと思って書いてきました。読んでくれてる方、本当にありがとう。プロバイダーのサイトから、またランキングサイト(読者のクリックが評価としてカウントされるしくみ)に参加して以来ランキングサイトから、はじめに予想してたよりはるかに多くの人が訪れてくれてる。このまま1年続けていけばページビューは万単位になる。(訪れても読んでるとは限らない)

もともとはエマウスの仲間を念頭に入れて始め、今でも一番よく読んでくれてるのはエマウスの人。読んでくれる人いたから、50回書くことがあった。別のプロバイダーでずっと以前ブログ登録したとき、誰も念頭におかなかったら、1回目で何書いていいかわからなくなり、その後続かなかった。これからどれだけ書くことがあるのかちょっと不安もある。ただ私は書くことが好きなんだと50回書いて改めてわかった。

たとえば今読んでるあなたが1ヶ月読まなくて1ヶ月後に読んでくれても、もし他に読んでくれる人がいれば、書き続けられます。でももし1ヶ月読んでくれる人がほとんどいなかったら書き続けられない。なのではずかしながら、できるだけコメントなりランキングサイトへのリンクをクリックするなり、あなたが積極的な読者であることを伝えてくれると、とてもうれしいです。ランキングより評価する読者数を知りたいと思っています。(*)

「シンプルライフwith普段着の英語」は私とヴィンセントの日々を中心に書いてきました。でも仕事などそれ以外を書くカテコゴリーがほしくなりました。新カテゴリー「サラリーマン失格」(仮題)がそれになる予定。あいかわらず「シンプルライフwith普段着の英語」も続けていきます。これからもどうぞよろしくお願いします。

(*「人気blogランキングへ」のリンクをクリックすると、ランキングサイトへ飛びます。押した人にはただそれだけのことですが、ランキングサイトのポイントが変わるので、何人がクリックしたかわかります。1日1人何回押しても、同じPCからは1日1回分しかカウントされません)

<写真について>
まるで花かなにかのように、たくさん、風で勢いよく回る風車。私には風車のアートのせいで、日常がちょっとだけずれて(別のものに)見えた。でもまわりの人々はそれにまったく無関心だった。今の六本木ヒルズのはるか以前、もっとも話題だった場所は今では、営業マンや近所の主婦がくつろぐありふれた公園のような存在になってた。
撮った場所:恵比寿ガーデンプレイス
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by nanaoyoshino | 2008-07-27 10:13 | SimpleLife/普段着の英語

50 朝日の中庭に朗読の声 <お茶の話-6-> 

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「家で飲むお茶は何かと聞かれると、紅茶と答えるの」”When I’m asked what kind of tea I usually have at home I answer it’s English tea.”
「でも自分で淹れたりはあまりしないだろ」”But you don’t make tea very often.”
「うん、あなたが大量に紅茶を飲むのをわけてもらうだけで十分だから」”That’s right, because you make a lot of tea and it’s enough if I get some of your tea.”
「君は自分で淹れるのは緑茶だよね」”When you make tea, you make green tea.”
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普段着の英語

お茶の起源は中国だと考えられてる。紅茶も緑茶ももともとは同じ葉を発酵する過程によってい違う名で呼ばれてるだけのこと。あ,でも発酵のしかたによって栄養分だってぜんぜん違うみたい。

中国ではお茶の起源の国らしく、いろんなお茶がよく飲まれる。中国はお茶の国と言ってもいい。ウーロン茶のCFで中国の美少女やシェフが登場して、中国ならウーロン茶と思ってる人がいるかもしれないけど、一般的なのは緑茶だと思う。(中国はものすごく広く、地域によって文化も多様なのでおおざっぱに言って、ということ)

中国の地方都市で、友達になった女の子の家族の家に泊まったことがある。突然の来訪者なのにとても親切で、夕飯のテーブルには小皿がたくさん並んだ。中国人は、この人たちに限らないけど、湯飲みが空になるたび、ポットから何度もお茶をすぐ注いでくれる。それがもてなしの気持ちを表す習慣なんだろうと思う。

女の子のお父さんが確かバスの運転手だったから、たぶん中国ではとくに貧乏でもお金持ちでもない家族。都会なのに、全部の部屋が小さな中庭に面している一戸建ての家にはトイレもお風呂も水もガスもなかった。でもこじんまりと瀟洒なレンガつくりの家は、すべての部屋が清潔だった。近くの共同井戸から汲んでくる水や薪で料理する小さな台所だってぴかぴかに磨き上げられ、中国のよくある通りと反対に、家中ゴミひとつなかった。

中国の生活様式は西洋的だとあらかじめ聞いてた通り、イスに座りベッドで寝た。朝起きると中学生の弟が学校の教科書を大声で朗読するさわやかな声が、朝日が降り注ぐ庭に響いた。自分もその歳ごろ、やっぱりよく勉強したことを思い出したけれど、他の国で子供が朝から勉強してたのを見たことはない。

<写真について>
巨大な肉まんにハイビスカスの組み合わせが奇妙。
撮った場所:東京
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by nanaoyoshino | 2008-07-22 01:41 | SimpleLife/普段着の英語

49 暑い国の熱いお茶 <お茶の話-5->

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「トロイの木馬はトルコにあるんだよ」”Do you know Trojan Horse is in Turkey?
「え、トロイの木馬ってほんとにあるの」”Really? Does Trojan Horse actually exist?”
「今ある木馬はもちろん本物じゃないけど、木馬の周りの原っぱに、ギリシャ神殿で見たような柱や彫刻がばらばらにたくさん転がってたよ」”It’s not real, of course, but in the filed around the Trojan Horse I saw a lot of pieces of left pillars and sculptures like we saw at the Greek shrines.”
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普段着の英語

インドに旅をしたとき、気温は40度以上あった。そんな気候でも屋台のお茶屋は熱い牛乳で紅茶を煮出してた。お茶の広告を仕事で扱かって、東洋医学の本で、冷たい飲み物は体を冷やすのでよくないと読んだことがある。そういうわけなのか、それとも発展途上国には冷蔵庫が普及してないせいなのか、暑い国でも熱いお茶が飲まれてる。

トルコに行ったことがある。トルコでよく飲まれてるお茶は、紅茶だった。トルコとロシアの国境あたりの国でお茶の葉を栽培してるらしい。紅茶にはレモンもミルクも入れない。イギリスでは陶器のカップでお茶を飲むけれど、トルコやロシアでは耐熱のグラスに入ってる。

トルコのお茶は、金銀の装飾や繊細にカッティングのあるグラスで、やはりきれいなお皿の上にのって出される。グラスは小さくて、女の人の上半身みたいにまん中がくびれたカタチ。

トルコの町にはお茶を出す店がどこにでもあるようで、まわりのトルコ人に「お茶がほしい」と言うとまるでランプをこするだけでほしいものが手に入るおとぎ話みたいに、どこからともなく現れる人がうやうやしく赤いお茶を差し出すのだった。しかも、ほんの数枚のコインで。<次回このテーマで最終回>

<写真について>
裸同然の西洋人の少女が、小屋でアラビア風のお茶を入れてる、現実的にはありえにくいシチュエーションははフランス人の写真家ジョンヴィルによる、ファッション写真集。
撮った場所:自宅
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by nanaoyoshino | 2008-07-21 00:50 | SimpleLife/普段着の英語

48 不思議の国のキ印な日常<お茶の話-4-> 

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「あー疲れた」”I’m exhausted!”
「お茶飲む?」”Would you like a cup of tea?”
「うん、でも熱いの?」”Yes, please. But is it hot?”
「お茶は熱いにきまってるだろ」”Tea must be hot always.”
「ほんとはアイスティーがいいんだけど」”Actually I ‘d rather have ice tea.”
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普段着の英語

「気違いの紅茶」(”Mad Tea”)と書いて、どこかで聞いたことがあると思ったら、「キ印のお茶会」”A Mad Tea Party”という章が「不思議の国のアリス」にあることを思い出した。「不思議の国のアリス」は、非常識的なキャラクター(ひじかけにされたヤマネ、とか、トランプの女王など)によって大真面目で貴族的に、一般常識をあざけるような冗談やナンセンスな会話が、これでもかと続く物語。

「お茶、もっといかが?」
「もっとって言われても、まったくお茶をいただいてないけれど」
「まったくなしより少なく飲むのは、まったくなしより多く飲むより難しいかね」
(第7章「キ印のお茶会」)

「不思議の国のアリス」やマザーグースのようなものがイギリスから生まれたのは、不思議ではない気がする。イギリス人は、ナンセンスとかパロディーとかユーモアを、人生を切り抜けるための一番たいせつな知恵と考えてる。イギリスに対する一般的なイメージは、紳士とかアフタヌーンティーとか、上流階級の礼儀正しいイメージだけど、このエキセントリックさは国民的に共有されてるよう。

イギリスのテレビ番組を見てると、うんざりするくらいおバカでナンセンスなシーンが連続するコメディーやショー番組に、「礼儀正しい」イメージはあっという間に崩れる。ヴィンセントは、イギリスのオフィスでは、会議でおもしろいアイデアが出ると、ただ「エキセントリック」だということで評価され可決されてしまい、後で困ることが多いと言っていた。

「オフィス」というイギリスの人気番組で若い会社員が、巨大なゼリーケーキみたいなのをこしらえて、ウマの合わない同僚のホッチキスをゼリーに閉じ込めるシーンがあった。「こんなこと実際のオフィスである?」とヴィンセントに聞いたら「あってもそんなに驚かないよ」とのこと。現代の大人のイギリスも、アリスの出会った3月ウサギや帽子屋のように、「キ印のお茶会」を催しているみたいだ。

<写真について>
くしゃっと古い本を、ティーカップの柄のような実物の花の上に置いた。本の写真の中に、立体感がリアルなティカーップと並んで、カップを描いた絵が撮られていて、遠近感が不思議な写真になった。
撮った場所:自宅前の道路
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by nanaoyoshino | 2008-07-19 21:46 | SimpleLife/普段着の英語

47 気違いの紅茶 <お茶の話-3->

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「普通紅茶のミルクは後で入れるもの、先に入れるもの?」“Do you usually put milk after tea or milk before tea?”
「僕は後で入れるけど、父さんは先にいれるよ」“I put milk after tea but my Dad put milk before tea.”
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普段着の英語

飛行機の中で“milk tea”と外国人のスチュワーデスに頼んで通じなかったことありませんか?私はあります。

ミルクティーはイギリスでは”tea with milk”。 “milk tea”と言っても通じない。”tea with milk”とは、熱い紅茶に冷たい牛乳を少量入れたものを言う。(牛乳が先か紅茶が先かは諸説あり、私が聞いたところは各人の好みによる)

以前、日本の喫茶店で出される「ロイヤルミルクティー」こそイギリスの紅茶なのだと思ってた。初めてイギリスに行ったとき、ずいぶん経ってもそれらしきものを見ないので、寮の同居人のイギリス人(オプスデイで美術館のキュレーターをしてたテレーザ(「18 オプスデイのクララ」参照)に聞いてみた。

テレーザは目を大きく開けて私をじいっと見た。
「ロイヤル(王室の)? ミルク? ティー? それって何?」
「熱い紅茶に、熱いミルクをたっぷり混ぜたお茶」
テレーザは皮肉っぽい目でじろっと私を見ると言い放った。
「気は確か?!そんなの見たことも聞いたこともないわ!」

紅茶といえばイギリスで、アジアとは無縁だと思ってる人がいる。じっさいは紅茶を加工してるのはイギリスでも、お茶の主要な産地はインドやスリランカだ。インドに数日旅したときに、屋台で男の人が牛乳で紅茶の葉を煮てた。お金を払うと鍋から耐熱性のグラスに注いでくれた。前の粗末な木のベンチでインド人の男の人たちが、投げやりな感じで足を体育ずわりしてお茶を飲んでた。

このインド風の紅茶の淹れかたこそ、日本で「ロイヤルミルクティー」と呼ばれてるものと近い。アジアへ旅行する人が増えた影響か、日本でもジンジャーのようなハーブ類を加えたインドのものと似た紅茶を出す店があるけれど、こちらは現地の呼び名にしたがって「チャイ」と呼ばれてる。

<写真について>
食器のカタログを、普通のアパートの空き地前に立てて撮ってみた。
撮った場所:東京
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by nanaoyoshino | 2008-07-18 23:52 | SimpleLife/普段着の英語

46 イギリスの「ティールーム」って?<お茶の話-2->

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「こないだデパートで食べたアップルパイ、イギリスの海のそばのティールームで僕たちがよく注文する『オールドファッションアップルパイ』とそっくりの味だったね」”That applepie we had the othrer day tasted like the old fasioned applepie we usually have at the tea room near the seaside in England. ”
「あ、あの店、デパートから最近他へ移転しちゃったの」”Oh,that shop has moved from the departmentstore to somewhere else lately.”
「そうなの。残念だな!」”Really? That’s a pity!”
■このあいだ ” the othrer day”
■最近 ”lately” 日本語のニュアンスのまま、このあいだ、より時間的幅が広い感じ。
■残念だな!”That’s a pity!” イギリスではよく使われるけどアメリカではかわりに ”That’s too bad!!”とかいうのかしら、とにかくアメリカではあまり聞かない印象。
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普段着の英語

イギリスには、世界的に有名な紅茶のブランドはあるけれど、「ティールーム」って呼ばれてる、格別世界的に知られてもいない場所がある。「ティールーム」は、普通にポピュラーなんだけど、ポピュラーっていうのは人気があるって訳すよりも大衆的っていう感じが合う。一番近い「ティールーム」の訳は「喫茶店」。ただ「喫茶」って言うと、日本ではたばこを吸ってお茶を飲むイメージなのに対しイギリスの「ティールーム」は、もともと禁煙のところが多かったが最近法律で、公共の場所は全面禁煙。だから喫茶店というよりは茶店か。

で「ティールーム」というのはわりと伝統的な場所で、伝統的なのでロンドンのような都会ではスターバックスとかその手の大手資本に気おされてひっそりと隅に追いやられてる。一方田舎ではまだまだ女性や家族連れの昼間の社交場になってるもよう。

日本人にとっての日本の田舎とちょっと違って、イギリスの田舎は、イギリス人の金持ちの憧れでもある。カントリーライフ=田園生活なのだ。イギリスは田舎に行くとたいていは貴族の館があり、(カントリーハウスと呼ばれる。「田舎の家」は日本でも大きくて立派な豪農の家なんかも多いけど、イギリスの場合はだいたい貴族の館を指す)保全協会であるナショナルトラストなどの管理下で、観光地になってる場合が多い。

田舎の村には今も地元の女性たちが訪れ、ハイカーやドライバーたちも休憩できるティールームがあることが多い。レースや薔薇のパターンの生地で飾られ、木の家具中心でいかにも「カントリー風」で、サンドイッチとかスコーンとかが定番メニュー。3段縦に金具でお皿を重ねたイギリス独特のアフタヌーンティーも、時間的余裕のあるおばあさんや主婦がお茶と一緒に楽しんでる。

地方都市では、一番の繁華街の一本奥に入ったところとか、お城なんかがある街だと(お城はたいてい丘の上にあるのだけど)坂の下あたりに、そんな小さくて可愛いティールームがある。4時とか5時に閉まってしまうけど、こういう場所が、パブミール(パブで出す食事)同様、一番おししい伝統的なイギリス料理を、手軽に味わえる穴場でもある。

<写真について>
お茶を飲む女性を描いた風変わりなバッグ。
撮った場所:東京
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by nanaoyoshino | 2008-07-13 00:52 | SimpleLife/普段着の英語

45 イギリス人が飲む紅茶<お茶の話-1->

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(スーパーで) at a supermarket
「リプトンがいいよ。イギリスの一流ブランドだよ」“Lipton tea is good. It’s the British first class brand.”
「リプトンなんてほとんど買わないくせに」 “You hardly buy Lipton tea anyway.”
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普段着の英語

イギリス人はティーバッグ紅茶なんて飲まないと思っている日本人が多い。でもイギリス人が実際リーフティーで紅茶を飲んでるのを、私は見たことがない。ヴィンセントは里帰りするとき、行きは家族へのプレゼントでスーツケースをいっぱいにし、帰りはたくさんのティーバッグでいっぱいにして日本へ戻る。それはタトリー社かリントン社のもので、日本の感覚からすると「徳用袋」がさらに4袋入った大袋。それを山のようにつめこむ。

グレアム・グリーン(*)の本だったか、「紅茶はタトリーでなきゃ」って登場人物が言うシーンがあったような。(おぼろげなので、もし違う作家とかでしたらごめんなさい)ヴィンセントにタトリー社の紅茶について聞いたら、イギリス全国で買えるんだって。でもリプトンやトワイニングは上流階級ご用達のブランドで、タトリーはだいたい労働者階級が飲むブランド、ということらしい。リントン社の紅茶はヴィンセントの出身地あたりでしか入手できない「地酒」ならぬ「地ブレンド茶」らしい。

統計でイギリス人は1日1人3ℓだかの紅茶を飲むとか聞いた。私が知る限りそれはぜんぜん誇張じゃない。ヴィンセントが里帰りのとき持ち帰るリントン社製紅茶は、日本人がお米を届けてもらうみたいに、実家に定期的に業者が届けるものを分けてもらう。足りないとき、地元のスーパーでタトリー社製紅茶を買うみたい。

イギリスの町にも、スターバックスがたいていあって、コーヒーで人気。とはいえイギリス人で、家でコーヒーを飲んでる人を私は1人も知らない。でもヴィンセントの学生時代のルームメイト(イギリス人)はイタリア製のポット型のエスプレッソ器でコーヒーを淹れ自宅で飲んでたらしい。

それでヴィンセントもある日同じエスプレッソ器が売られてるのを東京で見て、焙煎コーヒー豆と一緒に買ってみた。私に使い方まで教えてくれ、しばらくはおいしいコーヒーを淹れてた。でも半年くらいで使わなくなり、もうどこに行ったか、たぶん捨ててしまったのだろう。

*第2次代戦中頃のイギリスの作家。今も人気。

<写真について>
同じ柄に見える、カタログ写真のカップの横の、本当のカップ。この写真にも、カタログ写真の中にも人はいないのに人の気配がある。
撮った場所:自宅
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by nanaoyoshino | 2008-07-11 00:04 | SimpleLife/普段着の英語

44 アンデルセンの花鳥風月<ナイチンゲール-5->

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「これから冷房のない家に帰るなんて、信じたくない」 」“I don’t want to believe I’m going home whithout airconditioning.”
「冷房を買わずにどれだけお金を節約したか考えてごらん」“Think how much money we saved by not using air conditioning”
「冷房って今ちっとも高くないよ」“Air conditioning is not expensive lately.”
「じゃあどれだけ環境に貢献したか」 “Then how much we contributed to environments.”
「あら、いつからエコに興味もってたの」
“Well, when did you get interested in eco?”
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普段着の英語

そういえば、ウグイスが王様の病気を治した物語を読んだことがある。ウグイスの歌声の評判を聞いた中国の王様が、森に人を遣りウグイスを連れてこさせた。王様は歌声を愛したけれど、ある日宝石をちりばめた人工のウグイスがプレゼントされると本物のウグイスのことは忘れてしまい、ウグイスは森へ帰る。 

人工のウグイスは壊れて鳴かなくなり、その後王様は重い病気になった。ウグイスが病気の王様をなぐさめようと、戻って美しい声で鳴くと、王様の病気は治る。ウグイスはその後お城に閉じこめられることなく、好きなとき王様の元へやってきて歌ったという話。

ネットで調べたら作者はアンデルセンだった。アンデルセンは旅が大好きで、今みたいな交通機関がなかった19世紀に、29カ国も旅をしたらしい。私が中国へ旅したとき、午後の通りで優美な鳥かごを持った人たちが集まる光景を、何回か見た。紺色の古ぼけた人民服の、中高年から老人くらいの男の人たちが、細い繊細な竹でできた鳥かごを手にし、ベンチにすわってお互いの小鳥達の鳴き声を、夢みるように楽しんでた。

鳥を愛でる王様も、アンデルセンが旅をとおして知った中国の文化にもとづいてるのかもしれない。世界中どこでも、人は自然の豊かさ美しさを愛する反面、厳しさを嫌う。アフリカとか、原始的な社会では自然は愛されるよりも怖れられ、神格化されてたりするのだけれど、西洋では、自然は克服する対象のように考えられてる気がする。

自然を克服したり怖れたり神格化する以上に、調和と共存を大切にする世界観は、エコとかロハスとか最近いろんな名で呼ばれてるけど、もともと東洋的だと思う。私の家の近くの谷間の神社の由来もネットで調べたら、弥生時代からの湧き水にちなんだ由緒ある神社だとわかった。谷間の神社や家のたたずまいも、自然と共存してるよう。

<写真について>
グロテスクなまでに生命力あふれる花。
撮った場所:東京・高幡不動尊
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by nanaoyoshino | 2008-07-06 23:58 | SimpleLife/普段着の英語

43 谷間の神社<ナイチンゲール -4->

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「ねえウグイスの声」 ”Listen! !It’s a nightingale.”
「えっ?聞こえないよ」 ”Yes? I can’t hear.”
「ほら、静かに」”Listen. Be quiet.”
「あ、ほんとだ」 ”Yes! I can hear it!”
■Listen!とhearの違いは、Listen!のほうが積極的に聞く、hearは聞こえる、という感じ。
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普段着の英語

「小さなカマクラ」の山を下りるとき、いつも見下ろしてた谷間みたいなところに行ってみた。谷の入り口に鳥居があるので、敷居が高い気がしたのかな、この前を通っても一度も鳥居の中に足を踏み入れたことがなかった。

鳥居を通って谷間の真ん中をつっきる一本道を歩くと、両側の家のなかには「庵」とか書いてある門もあり、門から入り口まできれいに石が敷き詰められてたり、よく手入れされた垣根に取り囲まれてたり、風情のある家が多い。谷間だからかそれとも天気のせいか、昼間から電気をつけてるんだけど、アンティークな模様入りガラスの電気だったり。つきあたりは、あまり威厳はないけどちゃんと掃き清められた神社が据えられてる。ウグイスの鳴き声が庵の方から何度も聞こえてくる。

「何でウグイスは鳴くの」とヴィンセントに聞いたら、「自分のテリトリーを示すためだよ」と言う。ウグイスの姿を見たことはない。あの高らかな声はいつも木の中から聞こえてくる。聞こえてきたかと思うと止んで、止んだかと思うと突然鳴く。あるときぱったりと聞こえなくなる。

水笛でウグイスの鳴き声をまねてるのを聞いたことがある。ウグイスののどの筋肉と水と振動のしかたが似てるのか、ウグイスの声そっくりだった。にごりがなく透明な感じで、元気なのに攻撃的じゃなく寄り添うようなやさしい声。<次回このテーマでの最終回>

<写真について>
すみません、写真は内容と別です。実際の神社はもっとぼろいけど風情がありいい感じです。谷間の一本道の下に水が流れていて、調べてみたら、弥生時代から知られた湧き水にちなんだ、由緒ある神社とのこと。
撮った場所:東京
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by nanaoyoshino | 2008-07-06 02:25 | SimpleLife/普段着の英語

42 「小さなカマクラ」<ナイチンゲール-3->

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「紳士のスピリットって何」 "What is the spirit of gentlemen?"
「さあ、感情的にならないとか、親切にするとか」 "I don't know. Not to be emotional or to be kind."
「ピート(ヴィンセントのお父さん)は紳士?L叔父さんは?」 "Is Pete a gentleman? What about uncle Joe?"
「紳士だよ」 "They are gentlemen."
「そういえばピートもジョー叔父さんも怒ったりしないし、いつも親切だね」 "That's right! They don't get angry and they are always kind."
「あなたを含め、あなたの親戚ってみんな紳士だわ!」 "Including you everyone in your family is gentleman!"
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普段着の英語

この週末は雨ばっかりだった。土曜日は近くの、私とヴィンセントが「小さなカマクラ」と呼ぶ寺へ行った。このお寺の歴史はとても古い。鎌倉より少し後の室町時代、でも何度も火災で焼失したので今の建物は200~400年前の江戸時代のもの。このお寺は小山のふもとにあるのだけど、今も小山一つ分がお寺の敷地。だからまるでお寺=小山で、ある地域の自然といくつかの建物が一帯となった小さな世界みたいに見える。

私たちの住むところからこの「小さなカマクラ」へ行くには、小山を上って下りることになるのだ。もう下りる前からお寺の敷地で、緑の林の脇の階段を下りるとき林からウグイスの声がした。私はウグイスの透明な声に惹かれけどヴィンセントはあまり興味ない。なんか別の理由を見つけて立ち止まってみた。

家を出たときすでに雨は降り初めてたのだけど気づかず、私とヴィンセントはごく小さな携帯用の折り畳み傘を持ってただけだった。そのときは小降りで、傘は結局ささずに小雨の中を歩いた。階段のすぐとなりにもある、お坊さんの住居だったと思われる建物は、ほとんど立て替えられたり、壊されたりし、古い門だけが他とつながりもなく、無惨に取り残されてる。室町時代にはもっと広いエリアにいくつもの寺の建物が建ってて大勢のお坊さんが住んでたらしい。それよりずっと小さくなったとは言っても、まだかなりの建物が配置されたままだ。

いつものようにお寺と大通りをつなぐ車の多い通りを避けて、墓地の脇の小道を通って正門じゃないところからお寺の本堂の囲みへとはいる。そこから山門へと続く何度も通ってる砂利道へ行こうとして、急に、その道じゃない、別の道に気づく。杉林をつっきるように斜めに山門へとつなぐ道に初めて足を踏み入れる。私たち以外誰もいない山門や本堂の方を見ると、高い杉の木の間から見えるお寺の風景はまた格別に美しい。私が感心して見てたりする間、今日はヴィンセントが疲れて(いつもは私の方が先にばてる)山門の下に座った。

私が山門の周りを一周して山門の端に座ると、小雨が大雨へと変わってる。あっと言う間に目の前へ小川のような流れができて、そこにも激しく降り注ぐ雨水がはねてる。雨と雨音に閉じこめられて山門に座ってると、音がすごい。音が圧倒的で山門の中だと、雨を逃れて安全地帯の中に2人でいる感じ。すべてをたたきのめすみたいな雨音の下で、雨が落ちる杉の木に縁取られた空を見る。ヴィンセントが行こうかと言うのと同時に少し小降りになった。

夕方お寺を後にして小山のてっぺんから振り返ると、わずかに空へ反り返るたくさんの瓦屋根の重なりが薄闇に浮かび上がって、遠くの古都まで思い出させる。その晩眠りにつく前、子供のとき読んだ本のことを思い出した。山高帽をかぶった紳士的な犬・フェルディナンドが何日も続く雨に、ホテルの部屋かなんかに(記憶はあいまいだけど、*)滞在しなくちゃならなかったところ。こんなふうに開いた2ページいっぱいに「雨」という字が並んでた。

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*「すばらしいフェルディナンド」 岩波書店。

6月のイメージ&雨の季節を素敵な一枚に♪

<写真について>
門の向こうは現代。
撮った場所:東京
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by nanaoyoshino | 2008-07-02 22:20 | SimpleLife/普段着の英語