居間に一人でいると

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こうして会社を辞めてVの家の帰省すれば、もう休暇気分じゃない。休暇は期間が限定されているから休暇なのだ。

英語がそれほどの苦労なく通じたり、この国で会う相手のことをもっと知るようになると、この国(イギリス)に対する神秘性が失せていく。休暇気分でもなく、美しく見えていた風景が、たんなる現実に変わりもする。ものごとはたいてい理想どおりにいかないし。

Vの実家の居間に一人でいると、自分はここでいったい何やってるんだろうって思う。自分の生まれ育った国からしたら地球の裏側の、片田舎の小さな家で、英語しかしゃべらない、顔立ちが自分とぜんぜん違う人たちの生まれ育った家で。

でもどんなときもたとえ英語でしか考えない、顔立ちも文化社会歴史の背景が違う人であっても、心が通じ合えるのが奇跡のように思えもする。あたりまえのことのように、お互いに思いやり暮らしてる家族のまぎれもない暖かさにやっぱりうたれる。

Vの家族とも、初めて会って以来10年以上たった。ようやく少しずつ、相手の反応を心配したり、うわべをつくろうより、本音で話せるようにやっとなってきた。
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by nanaoyoshino | 2009-03-18 11:08 | hundreds of days off
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