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重さと軽さ

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こないだ、「ある本を読んだら『がんばってます!』ていう感じが漂って、今ふうに言うとなんだか『痛い』感じ」がしたって書いた。(「働くことの夢と現実」参照)でも自分で書いてても頑張ってるってそんなネガティブなことかなって、疑問に思った。ネガティブなことじゃない。でもなんで痛い感じがしたんだろって。

うーんたとえば、私は会社辞めてから結構頑張ってる。

いや辞める前から会社というより、生活全般であれもこれもと忙しくしてた。でもトナリのVはいっつもリラックスしてる。で、あんまりリラックスしてるからこっちがいらっとすることもある。たとえば、この頃、私がバタバタ在宅の仕事モードで電話やメールしてるときに、ずーっとン時間も、ぼーっとただ紅茶飲んでたりとか!なんかもう少し、ありあまってるように見える時間を有効に使ったらどーよ!みたいにしばらくの間いらいらした。でも考えてみたらそんなの余計なお世話なワケで。

そういう私みたいにあれもやらなくっちゃこれもやらなくっちゃってジタバタしてる人がまわりにいると、ときどき正直疲れませんか?

だから、何が言いたいのか、っていうと、そんなことブログに書いてて何を隠そう頑張ってる張本人が自分だったワケ。

もすこし頑張る「重さ」と頑張らないと「軽さ」の関係、考えたいな。仲間と毎月やってる読書会の次のテーマ本は「存在の耐えられない軽さ」でもあることだし。2回め読んだらこの本はもっとおもしろい、女と男の基本的な感性の違い、カラダとココロの関係。軽い関係、重い関係、人生の一回性という軽さ。死の重さ。

「存在の耐えられない軽さ」 ミラン・クンデラ 集英社文庫
by nanaoyoshino | 2009-02-14 21:49 | hundreds of days off
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