人気ブログランキング |

7 「動物博士」

e0144237_23435942.jpg

.・.。.・・・‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「あれ、ふとんがちゃんとかかってないぞ」
“Oh Dear, you're not tucked properly!”
「かけて!」 “Tuck me in!”
「ほらみろ、プロのふとんかけの仕事だ」
“There, you’re professionally tucked.”
「ありがと、ずっとあったかくなった」 
“Thank you. I’m much warmer now.
○.・.。.・・・‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○

「普段着の英語」ピックアップ

どこのエマウスキャンプだったか、「動物博士」と言うあだ名の男の子と、二人で廃品回収に回ったことがある。私がつけたあだ名だったか、みんながそう呼んでたか覚えてないけれど、動物が大好きで、回った家の庭先に犬がいると必ず仲良くなってた。犬のほうも警戒せず、彼の差し出す手を舐めてなついた。犬の友達になるコツは、こっちから犬の口先にまず手を差し出して、警戒してないことを犬にわからせるといいよと言ってた。全く知らない犬の口先にいきなり手を差しだすのは少し勇気が要るけど、私も彼を真似て手を差しだすと、確かに犬が吼えるのをやめてたように記憶してる。私はいまだに時々これをやってみる。

 「犬身」*と言う小説を読んだ。犬と人間の交流を描いてるんだけど、ちょっと変わってて、人間がある日、犬になって、好きな人間に献身すると言うような話。この小説を書いた作家は、わりと一貫して「性のあり方に決まりはない」と言う風な提案が感じられる話を描いてて、「すべて体のふれあいには、あらかじめ性的快楽の萌芽があるのかもしれない」という描写があったりする。

性的かどうか、はともかく、コミュニケーションの手段としてのスキンシップが、私はとても好きだ。赤ちゃんのときは覚えてないけど、私は両親からのスキンシップの記憶があんまりない。逆に、だからなのかどうか、母や姉妹と一緒のふとんに寝るチャンスがあったときには、すぐそばに親しい人の体温が感じられるだけで嬉しかった。

一般にヨーロッパ人はスキンシップを日本人より重んじる。夫の家族は久しぶりに会うと互いに軽くハグして、左右の頬にキスしあう。フランス人は昨日会ってても、特に女性相手には?そうしてた。私は寝る時は夫の手を握る。夫婦でも寝室は別々のほうが落ち着く、と言う人たちも多い。私も夫と暮らし始めた頃はそうだった。でも最近のように冬のとても寒い日はとくに、誰かのそばで寝るのは、まるで湯たんぽをかかえてるみたいに暖かくて、安心もできるせいかすぐ眠くなる。子犬が親犬に甘えるのとこの感覚は、大きくは変わらない気がする。

*「犬身」 松浦理英子著 朝日新聞社
*エマウス 不用品のリサイクルを行うヨーロッパで著名なNPO

人気blogランキングへ←Thank you for clicking!
by nanaoyoshino | 2008-01-25 06:31 | SimpleLife/普段着の英語
<< 8 祖父の背中 6 個人的な妖精談 >>