ハリーはクールな猫

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ハリーは、トレーシー(Vの下のお姉さん)のかわいがってる猫。緑っぽい目に縞模様の毛の猫。

ハリーがお姉さんちに来たときは、すでに大人の猫だったらしい。前の持ち主が太らせたので今の2倍くらい太ってたと聞く。

今は結構大きな猫ではあるけど、中肉中背といったところ。トレーシーがもともと自分たちのダイニングルームに作ったコンサーバトリー(ガラスのサンルーム)が、ちょうど裏庭に通じていてドアもあるので、今ではハリーのベッドルーム兼ダイニングルームとなってしまった。

ハリーはこの裏口から朝、散歩に出かけて、夜日が暮れる頃、下のお姉さん夫婦が職場から帰ってくる時間に戻って来て家の中に入れてもらう。

夫婦がTVをみながらくつろいでいる居間にハリーもいっしょに、革張りのソファに自分の場所を確保してくつろいだり、お姉さんのだんなさんにじゃれて遊んでもらったりしている。

Vは猫の毛アレルギーがあるので、なるべくハリーに近寄らないようにしているのだけど、ハリーは遊んでもらいたいのか、Vが来るとVの後を追って足下をうろついている。

Vはしっ、しっとか「あっち行け!」とかいつも言ってるのに、まるで通じない。それでトレーシーやだんなさんがハリーと遊んであげたり、スナックをあげたりして気をそらせない限り、Vは家の中をハリーを避けてうろうろし、ハリーは遊んでもらってると勘違いしてるのか、しらっとした顔でVの後をついて行く。

お姉さん夫婦が職場に行き、ハリーが外に出された後も庭の大きなゴミ箱の上に寝そべって、窓の外からVと同じ目の高さでVを見ている。そのくせ、Vが見返すと目をそらすなどよそよそしい。Vは「クールな猫だなあ」などと変に感心している。

とはいえVはたとえガラスの向こうからであっても、猫が視界にあるだけで、精神的不安にかられるもよう。

朝、Vが私と居間のテーブルで、シリアルとトーストを食べているとき、視界をすーっと横切るものがあった。
「あれは、、、」と私が言いかけると、Vがうんざりしたような顔で私を見返す。
「ハリー!」
ハリーが正面の庭の、塀の上をゆったりと散歩していたのだ。

ハリーは塀のそばの木の下に置かれた陶器の犬にしなだれかかって、昼寝する。 (ハリーの写真)遠目には犬と猫が親しくしてるように見えるのだけど、ちょうど午後になると犬のところに日差しがあたって暖かくぽかぽかだからみたい。

私とVが庭のテーブルでお茶を飲んでいるときは、塀へのはしごの役割をしている木の枝から、私とVを大きな顔だけ出して見下ろす。

「不思議の国のアリス」に出てくるチュシャ猫そっくり、と言うとVは、
チュシャ猫の顔は、笑ってるんだよ、と反対する。
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by nanaoyoshino | 2010-09-04 01:41 | 世界の庭とごはん
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