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熟れごろ

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昔読んだ童話で、八百屋で野菜や果物を、ひどく吟味するおばあさんは魔法使いだった。

フルーツを買うとき、私はフルーツに触れてみる。表面を軽く押さえるようになでてみたり。

店員さんがあんまり見てないときを狙って、こっそりと。
なぜなら、童話でこのおばあさんは、主人公の八百屋の少年にひどく嫌われてたから。



で、誰でも知ってるかもしれないけど、くだものの熟れどきは、

1.色も青くて、触っても、固い。かすかに酸っぱい香り→ 食べるには早い。

2.枝のまわりなど、すみずみまで色づいて、押すと柔らかいけど、指に反発する弾力もある。自然に芳香を放つ。→ まさに食べごろ。

3.押すと指がぐんぐん入ってしまうほど柔らか。発酵したような香り。→ 食べごろを過ぎた。


なんだか女性、または女性の肌のことみたいだけど、そうではありません。

まあスーパーで、3のを売ってることはまずないので、1か2か、調べる。

(例外として、イチゴのパックの下の段には、たいて3のイチゴが数個隠されている)


買った後もフルーツは日々、熟れて行くから、味は毎日変遷していく。

なので家でも、どれが一番おいしいか、熟れごろか1個1個触って選ぶ。

そういうときはくだものに、「もう食べていい?」って問いかけてるような気がする。

フルーツは食膳か食後にたいてい食べる。

野菜は見れば一目瞭然なので、いちいち触ることはない。
でも野菜の皮をむいたり、まな板の上で切れば状態がわかる。

根菜は果物同様、若いほど青いし固い。
葉野菜は、若いほどしゃきっとして葉がぴんっとしている。
緑が濃くて、包丁が入りにくいのはより自然な環境で栽培された野菜に多くて、ハウス野菜のほうが柔らかい気がする。。

以前仕事の関係で栄養学の本を読むうち、気がつくと食卓はのメニューが以前とまったく別ものになっていた。

以前は肉80%、野菜が20%。半調理品主体。
今は、野菜80%、肉が20%。ナマの野菜や肉からがほとんど。

おもしろいのは、栄養学科を出た友人や親戚の作るメニューに限って、やはり野菜80%肉20%という割合だということ。食べ物がカラダを作る。栄養学ってもっと学校とかで教えればいいのに、って思う。

(次回、イギリスの庭のフルーツのことなどを書きます)
by nanaoyoshino | 2009-09-20 00:10 | 世界の庭とごはん
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