チョコレートサンデーのなぞ

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フランスのレストランであるときチョコレートサンデーを食べた。これが、近所のデニーズのチョコサンデーに劣らない味だった。いやいやデニーズのサンデーが、パリの老舗のレストランのサンデーに劣らなかった、というべきか?

私たちが自分たちの庭のように毎週行く公園(「国際結婚夫婦のごはんと庭」)の帰り道に、デニーズはある。

デニーズでひと休みするついでに、チョコレートサンデーの中でも「ミニチョコサンデー」という、通常サイズよりひとまわり小さいのを、注文する。

メニューの写真で見る限り、サイズ以外に通常とミニで違いはなく、デニーズのチョコレートサンデーのトッピングはシリアルボール、その下はクリームにチョコレートソース、その下にチョコレートアイスクリームとバニラアイスクリーム、その下にバナナというもの。

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デニーズはまあるい小さなシリアルボールみたいなのがトッピングされてるが、パリのレストランでは、コーンフレークがアイスの下にあった気がする。あと、デニーズはバナナなのが、かわりに洋梨だったのが違い。ほかにこれといった違いはなかった。


パリで食べたのが、あんまりにも、はるか東の国・ニッポンの、しかも本格的フランス料理とか関係ない、たかだかフランチャンズレストランの味と酷似していたので、以下のようななぞが生じた。

なぞ1 サンデーSundaeは英語の「日曜日」を意味するSundayと関係するか?

なぞ2 サンデーはどこから来たか?

なぞ3 サンデーはなぜ二人以上で食べるともっとおいしいか?(これはパリとはあまり関係がない)



なぞ1はネットで検索してすぐわかった。

サンデーはアメリカで日曜日に売られていた商品だった。

スペルが異なるのでこのおやつは英語圏のものじゃないと思ったのだけどSunday「日曜日」とすると、日曜日に娯楽を控えるキリスト教徒の風習に反するから、教義を尊重してスペルを変えたのだという。(ただしあくまでも「説」らしく、確実なものでもないけれど)

サンデーを食べることは、「食物=たんなる生理作用」(「金ぴか食堂は、連夜の行列」)というわけじゃないわけね。これは必要な生理作用とみなされず、「娯楽」とみなされたわけ。


なぞ2 サンデーはどこから来たか?つまりサンデーという名は英語から来たのだった。でも家庭で食べられたんじゃなく商品として売られていた曜日が名前の由来、っていうのが、いかにも資本主義のご本尊という感じのアメリカっぽい。

フランス由来のパフェと、アメリカ由来のサンデーは、とても似ていて大きな違いがない。(日本で食べれば)でもフランスのパフェがアメリカでサンデーになったのかどうか、フランスのパフェが日本のパフェみたいなものかどうかは、わからない。

イギリスのお菓子で以前「トライフル」(写真)について書いた。(「個人的な妖精談」)トライフルは、主にイギリスの家庭で食べられるものだと思う。透明なガラスでも、浅いボウル状の器に盛られるから、サンデーやパフェとは一見かなり違って見える。クリームかアイスクリームかなども少し違う。

でもクリームと果物を基本にいろいろカラフルにくみ合わせたところ、味や見た目も、考えてみればそんなに大きな違いはない気もする。

欧米ではこういう感じのおやつは、もともと家庭で食べられていて、それがサンデーという商品になって世界中に広まったのかもしれない。

なぞ3 サンデーはなぜ二人以上で食べるともっとおいしいか?
私とVが初めてミニチョコサンデーを分け合って食べたのは、そもそも私があんまり甘いものを大量に食べないタイプだから、っていうだけのきっかけだったと思う。

一度、それぞれ1個ずつ注文してみたら、なぜか1個を分けて食べるほうが2倍かそれ以上も、おいしかった。

やっぱり、アイスクリームみたいにどんどん溶けて、厳密に2分できないものを二人で順番にスプーンですくって食べると、ドキドキ度が1人で独占するのと格段に違う。ミニチョコサンデーは小さいのに、いろんなものが入ってる。あ、相手がどれを食べたかな?まだ残ってるのっていちいち、気にかけながら食べる。

サンデー=食べること(=必然)でなく、=娯楽と考えられ、キリスト教徒の風習に反するからと、わざわざスペルを変えられた。

サンデーを食べるのは、ちょっとだけ罪なことらしい。罪を犯すのもスリルのうちだけど、上に書いた「分けあって食べる」のもスリル。おいしさって物理的な味だけじゃない。
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by nanaoyoshino | 2009-09-15 11:40 | 世界の庭とごはん
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