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あんまりいとおしくて

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オランダとは何かって、ずっとばかばかしくも壮大に考え続けてる。だって、イタリアに魅了され続けた私には、アメルスフォールトや、自転車で訪れたユトレヒトがまるでイタリアみたいなフンイキだったのがわりと衝撃だった。オランダとイタリア・・・あんまし結びついてなかった。ただずっと前書いた、イギリスでハウスシェアしてたオランダ人の性格は、イタリアっぽかった。

あんまりものごとに真剣すぎないっていうか、ものごとを婉曲に見ておもしろがってるんだけど、イギリス人のセンスオブユーモアとも違う、もっと軽い感じ。イギリス人のセンスオブユーモアって、イギリスにどっぷりつかたらないとたぶん理解できない、フクザツなものなんだけど、もっとストレートなのがオランダでは?

イギリス製ユーモアは真剣になりすぎて、辛くなって耐えられなくなって笑っちゃった、みたいな、大人のシニカルさを感じるんだな。でもオランダの軽さは明るくて人生を楽しもうっていう、前向きさのように感じた。

夢の町アメルスフォールト、それはその町が、あんまり美しくて、しかもその美しさが意識されておらず、地元民がのびのびと暮らしてるから。ほら、美人なんだけど、「私は美人です」っていう人って、鼻につくというかしらけるというか。でもすごい美人なのにちっともそれを意識してなくのびのびとして、三枚目の部分もある人なんかにあった日には、存在そのものがいとおしい。たとえていえばそんな感じ。

次回も夢の町アメルスフォールトのこと、もう少し書きます。
by nanaoyoshino | 2009-05-03 23:11 | hundreds of days off
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