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イギリスの暮らしぶりとデンマーク

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イギリスに留学で来た15年前、
歩いている人たちのみなりがみずぼらしかった。

週末は若い夫婦連れが大勢街に買い物に来ており
20代と思われる母親は髪はボサボサ、
擦り切れたブラウス、
乳飲み子がいるのにタバコでだみ声と
荒れた感じ。

ところが大学に一歩はいると
男女ともモデルか?というくらい
カジュアルなのにかっこいい雰囲気の、
美男美女が隣にいて。

ああ、容貌ではなくて一定の資産があって、
ファッションにお金と時間をかけられるかどうか
の違いなのね!と思ったのを思い出した。
(当時は大学に入る人は一握りだった)

イギリスの労働者階級の暮らしぶりについては、
Vのおじさんから聞く昔は
公害で汚れた街と空気、長時間労働で
生活はきりつめてもぎりぎりだった。

たとえば私がホームステイしたことのある2つの家はどちらも、
とても小さく家具は悲しいほど安物で、
かつて訪れる前イメージした豊かなヨーロッパとは対照的だった。
もっとも驚いたのは、私は彼らにとって
たんに都合のいい収入源でしかないとわかったこと。

ただもちろん経済だから景気に左右されて、
いつでも同じ印象というわけではない。
たとえば数年前の金融ミニバブルのときは一瞬、豊かだったけど、
その前後の不況時は当時の日本より豊かではない。

数年前、北欧に行った時、北欧=モダンデザインということばかり雑誌で紹介されて、なにやらすごいかっこいい人や家ばかりかと思っていた。

日本にいると税金は高いけどゆりかごから墓場までの「福祉国家」
みたいなことだけ聞くけれど、行って見た印象はかなり違った。
(確かにモダンでハイレベルなインテリアデザインがあちこちにあったけど)

北欧って言えば金髪で背の高い美男美女という偏見も持っていた。
けれど、最初コペンハーゲンに着いて目抜き通りらしいところをぶらぶら歩いて、誰もそういう人を見かけなかった。

金髪で背が高い人は多いけど、半数以上じゃないし美人でもない。

そういう偏見は、以前南欧を旅行して電車で同じコンパートメントだった旅びとが、北欧から来たグループで長い金髪で背が高かったことから来た。

でもその後コペンハーゲンの空港で乗り継ぎで長時間ぶらぶらしていたら、空港のデンマーク人らしき人々がそろって美男美女だったので、これは容貌ではなくてやっぱり資産の違いでは?という気がしてきた。背だとか髪の色はさまざまだったけど、美醜の差も装いにかけたお金や関心の違いが大きいのだと思う。

デンマークは発展途上国ではないが、一般的に発展途上国では飛行機に乗ってるのはお金持ちだ。

そういえばコペンハーゲンでワーカーズ・ミュジアムというところに行った。

労働組合本部の建物を利用して、デンマークの労働者階級の生活や仕事、歴史を再現した博物館。

Vが言うには、イギリスの労働者階級の家や暮らしぶりと寸分違わない感じ、だそう。
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by nanaoyoshino | 2012-06-15 20:26 | hundreds of days off