カテゴリ:SimpleLife/普段着の英語( 78 )

傘の修理屋のおじさんはどこに

このブログでもっともアクセスの多い記事、それは「傘の修理屋のおじさん」
という4年ほども前の記事。「傘の修理屋」と検索して訪れる人が何年たってもコンスタントにいる。自分がたいせつにしている傘が壊れて、修理しようとしている人が思いのほか多いらしい。

それでこの傘の修理屋がどこにあるか、書いておこうと思う。中央線西八王子駅の南口に出てすぐ東方面=左手に線路沿いに進むとつきあたり。駅からほんの1分程度。「傘修理します」と書いてあったように思うし、傘が並べてあるからわかると思う。ただ私は八王子から1年以上前に神奈川県に引っ越してしまったので、今も店が存続してるかどうか定かではない。

以前具体的な店を書かなかったのはいきなり壊れた傘を持ち込む顧客が増えて、この傘の修理屋が喜ぶと考えることが難しかったことがある。あんまりお金儲けのためにやってるとは思えないから、むしろ困るんじゃないかと思う。

ほかにはこのブログで物を売ったり宣伝したりする気がなかったから。それから東京のまんなかにあるならとにかく、相当な郊外なので、行きたくても便利に行けるところじゃないから。

でもこれだけ傘の修理屋を捜している人がいて役に立つなら、いちおうこの傘の修理屋がどこにあるか書いておこうと思う。多いって言っても、月に数人(とはいえ毎月だから累計すれば相当数になるが)だし、郊外でかんたんに行けないから、逆に大勢が殺到して困るようなこともないだろう。

それから他人のブログを読むと、その商品や店のリンクがあるほうが役に立ってよいと感じることがとても多いので、これからはこのブログでもいいと思った店や物は積極的にリンクを貼っていこうと思っている。

ちなみに、4年前に書いた記事でこの傘の修理屋のおじさんに直してもらった傘、今でもじょうぶで使っている。
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by nanaoyoshino | 2012-06-02 01:49 | SimpleLife/普段着の英語

どこにもない平凡

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What about taking a walk to the port?
港まで散歩しようか?
You mean by that bloody bus?
あのばかげたバスで行くの?
(笑)Laugh
あ、私イギリス人みたいな言葉遣いした。
Did I speak like British?

「ばかげた」をイギリス英語では"bloody "と表現することが多い。
あんまり上品な英語とは言えないので仲のいい間柄だけで使うこと。
アメリカ人との会話でこういう語を使うと苦笑いして「イギリス英語」だと指摘される。
普段着の英語ピックアップ----------------


前々回若い友達が書いてくれたコメントで結婚相手についての自分の10代の頃のイメージを思い出した。

10代の頃自分の結婚相手はどんな人だろう、って考えただけで胸がつぶれそうに期待と不安を感じた甘酸っぱい気持ち。

今覚えているのは、当時なんとなく、
相手は
まるで遠い世界の人のような自分の想像をはるかに超える存在か、
そうでなきゃ
世間のどこにでもいる平凡そのものの男性、
どちらかなんじゃないかと思った。

まさか1人の人間が両方兼ねる、ということは想定してなかった。

今日たまたま横浜に行ったら、結婚式場のショウウインドウにロマンティックなウェデェングドレス。

ウェディングは女の人生のクライマックスだと思う。あんなドレスきてウェディングしたかったな、、、だんながしたくないと言うのであきらめてなんにもしなかった。

「あんたは私の王子様かしら?白馬に乗ってやってきたのね」って冗談で聞いた。

その冗談の発端は白馬か知らないが子どもの頃近所で馬に乗ってたという話を聞いたから、自分のじゃなく牧場で貸し馬を借りてだが。

反応は秘密にしておこう。
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by nanaoyoshino | 2012-05-31 04:07 | SimpleLife/普段着の英語

3回鐘が鳴ったら、、、

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「山田吉次様、78歳のご家族の方が、管理事務所にてお待ちです」“Mr Kichiji Yamada, please pick up your 78 years old family member at the administrative office.”
いまどきの迷子放送って、いろいろね。It seems there are various kinds of lost child announcement nowadays.
○.・.。.・・・‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「普段着の英語」ピックアップ


イギリスになくってさびしいってものは花火とお祭り。そういうとなぜか驚かれるけど、お祭りが大好きでけっこうあちこち見に行く。

まあ花火はね、雰囲気は違うけど、外国でも見ることはある。イギリスでも年末のテレビは除夜の鐘の変わりにロンドンの花火とか、たぶん結婚式、あと11月5日の(「ガイフォークスの夜」)って言われるハローウィンに似た年に1回の日。

でも日本のお祭りはイギリスではのぞめない!最近偶然行った川越祭りはそのお祭りの中でも、街の美しさと、観光化されすぎず地元らしさを残したふんいきで幻想的だった。

初めてきがついたけど、川越には本川越と川越と川越市と3つも駅があっていくつもの路線が川越にのりいれている。それだけきっと歴史的に交通の要所だったというか産業の基点だったのだろう。したがって私の住むところからは川越へ行くほうほうがいくつもある。

そのひとつは単線で私がときどき散歩に行く川を小さな橋で渡ってく。川ぞいに散歩に行ってもダイヤのすくない路線なので電車がじっさいに走ってるのを見ることはあまりないけど、静かに川の上にたたずむ小さな橋を見るたびに旅心が誘われる。

それで思いついていった日がたまたま川越祭りだった!で祭りのあいだじゅう心配したのが人が多すぎてVとはぐれてしまうこと。それからVとけんかすること。というのもこれまで2回いっしょに川越に観光に行って2回ともおおげんかして帰ってきたのだ。

ねえどうしてけんかしたんだっけ?ってなにごとも忘れやすい私が聞くと、Vによると同じ理由でつい先月くらいもけんかしたのだった。

その後けんかするのがいやで私は1人で川越に観光しに行き、もう何年も2人では川越は鬼門になってたのだ。

あとVは目的地と関係なく無秩序にあちこち歩くので、どこへ行っても必ずはぐれてしまう。
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電車を降りて進んだら、交差点のすごい人ごみにまきこまれ、右にも左にも前にも後ろにも進めなくなった。そこから離れるのに相当な時間がかかり、人混みでは、はぐれないようにずっとしっかりお互いに手をつないでいた。

わたしはお祭りは好きだけど人ごみがにがて。その後は人けのないお寺や通りばかり歩いて、すれちがう山車や小さな地元の家族連れと出会うので満足していたが最後に「時の鐘」を見て帰ろうということになった。

鐘は鳴るのかしらとか言いながらパンフレットを見ていたらちょうど夕方6時になった。鐘が1回よけいに鳴ったら*参照(「トムは真夜中の庭で」 )みたいに、江戸時代にタイムスリップするかもよ!などと話しながら鐘の音を数えてから(6時なのに3回くらいで終わった、、、)駅に帰ろうとして、また人ごみにまきこまれた。

時の鐘のそばの交差点で、山車が3、4台にらみあう伝統行事が行われたのだ。目の前で山車をひくひとびとのちょうちんが大きくゆれ、おはやしの音とまわりの大勢の歓声しか聞こえない。豪奢な蔵の町並みに夕暮れて灯りがともって、なんだかものすごく遠いところに来たみたい。かたく手をつないではぐれもせずけんかもしなかったこの日のことは、もし日本のお祭りが見れなくなっても思い出すかも。
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by nanaoyoshino | 2010-10-28 01:26 | SimpleLife/普段着の英語

世界を手に入れてもまだ足りない(男と女と世界)

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その靴買うの? Are you going to buy those shoes?
うん。 Yes.
いくら? How much are they?
29,000yen
かわりに宝石を買ってくれるってのはどうかな。How about buying a jewel for me instead?
君は自立した現代の女性だったはずだよな!I thought you were an independent and modern woman!

■shoes 1足なら複数形で、いちいちa pair of shoesというほうが多い。
片方ならshoe で単数形。
■How about ○○ したらどう?は軽い提案で多用しすぎなければ、命令っぽくなくしてほしいことをお願いできる便利な表現。
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「普段着の英語」ピックアップ

Vはわたしのことを「ワールドイズノットイナフ」(世界を手に入れてもまだ足りない)ねって言うことがある。そう、007のいつかのシリーズのタイトル。主演はボンド役のピアース・ブロスナン以外に、ソフィーマルソーとロバートカーライル。ロバートカーライルはソフィーマルソーを誘拐するうち、恋愛関係になるという話。

誘拐犯と誘拐された女の恋愛って、じっさいにあったかどうか知らないけど、よく聞くような?そして、男には好きな女を連れ去りたいっていう気持ちもありそうだし、恋愛ってすこし誘拐に似てない?
たとえば、女の人は白馬に乗った王子様に連れ去られたいっていう夢があるんじゃない?。でもいったん連れ去られると、、、。

「女は男に限りなく要求し続ける」、というのがVの主張。私はいつもVに文句ばっかりつけて、どんなに与えても満足しない、って言うのだ。確かにいつも、「こうして」「ああして」と要求(文句?)を言っている。しまいには「女を甘やかすのは男の特権でしょ!」とも、、、。

私に限らず(ほんとか?)女の人っていっぱんにパートナーの男性に口やかましい気がする。でも「きっと期待に応えてくれる」と信頼感とともに伝えれば、でもってじっさい応えてくれたらちゃんと評価してあげたらば、男のひとはむしろ「彼女の要求に立派に応えることができる」自分に自信を感じてうれしそう!
だから女のひとは、どんどん男のひとに要求をすなおに言っていいと思う。(ハイ、私は自称悪妻です)

007の映画で大金持ちの美女を誘拐してその富も、美女も手に入れようとした男。いったん男と恋愛関係になると男以上に貪欲になり、自分が(というか彼女の親が)持っている富だけでなく世界を、それ以上をほしがった(世界=地球規模を超える富)女。

男が世界を与えてもなお女は満足しない。貪欲さから言えば男と女の世界では、女が上?(前回の記事のタイトルから、思いついて書きました!)
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by nanaoyoshino | 2010-10-18 01:51 | SimpleLife/普段着の英語

魔法のクッション

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紫陽花は雨のほうがきれいだな。Hydrangeas look more beautiful in rain.
今日はまさに紫陽花を見るのにぴったりな日だよ。Today is just an ideal day to go to look at hydrangeas.
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「普段着の英語」ピックアップ


格別貧乏でない時も気軽に買えるので行ったけど、
貧乏になると行く店、それは、100円ショップ。

そういえば留学しお金を使い果たして帰国したころもよく行ったな!

前から携帯クッションというのが気になってて、100円だし、ついに買ったのが半年ほど前。

4つにおりたためてセットの袋に入っているヤツ。(*1)
ちょうど折りたたみ傘くらいのサイズで、ちょっとかさばるけど、重さがほとんどない。大き目のバッグに入れてればぜんぜん気にならない。

春にイギリス行ったとき持ってって、イギリスは通り雨が多いので、いくらベンチがあちこちに
あっても座れないことが多いのだけど、携帯クッションはナイロン製でスポンジが入っているので
べつにぬれていてもヘーキ。
片面は濡れてしまっても、いつのまにかすぐ乾いてる。
泥だってすぐ乾くのではたけば落ちる。
お尻がちょうど乗るギリギリの大きさなので、あの「ブルーシート」なんかと違って、
座ったらほとんど見えない。
存在自体忘れるほど、視覚的な邪魔にもならない。

林の、倒れた木の上とかにも座りやすい。
Vと散歩に行った見晴らしのいいイギリスの丘の上(本当のイギリスの。ここは)
あー疲れた!と私だけ座ったら、Vはうらやましそうだった!

だから近頃Vの分も買って、2人ともどこへ行く時も持って行く。

昨日も毎年恒例の高幡不動(*2)の紫陽花を見に行って、雨が上がっても誰も濡れたベンチに座れない
ところ、私たちだけが座ってひと休み!

でもこのクッションが「魔法」なのは、どこでも座れちゃうってことだけじゃない。
どこでも座れることで、これまで見慣れた場所が、初めての場所のように見えるってこと。

たとえば私たちがよく行く、勝手に「イギリスの丘」と呼ぶ、近くの都市緑化区域。
ここは公園ではなく、緑化区域として都市化されていないだけなので、
ベンチやトイレといった施設はいっさいない。

ただの、時々木が生えた草っぱら。
(この頃はでも畑化される箇所がどんどん増えて、「イギリスの丘」は消滅しつつある・・・)

でかなり広いので、ひとまわりするとかなり疲れる。
最近は「魔法のクッション」を持ってくので、草の上にクッションを置いて座っちゃう。

地面が近いから、草がすぐ目の前。
じっと座ってれば虫や花も立って通り過ぎるより
近い距離で親しみを感じるし、初夏の草のにおいや地面のにおい、むっとする感じでむせかえるよう。

空が高く、近くの木の葉の風にそよぐ音や鳥の声も聞こえる。
この緑化区域はバードサンクチュアリにもなっている公園の隣にあるので
キジとか、ワシとか、いろんな鳥を見かける。

目の高さが変わっただけで、なんだか別の場所みたい。


*1 Daiso にはなぜかなく、Candoに売ってました。
*2 高幡不動についてはこちらの記事もご覧ください。
6月の花と5重の塔とエレベーターのこと
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by nanaoyoshino | 2010-06-25 02:28 | SimpleLife/普段着の英語

料理はいっしょに

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なんで餃子作るの好きなの? Why do you like cooking gyoza?
いっしょにやるからさ。 Because we do it together.
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「普段着の英語」ピックアップ

餃子って、会社員だった頃は作ったことなかった。餃子だけじゃなく、ハンバーグとかお好み焼きとか混ぜたりこねたりするのは外食って決めてた。なんか手が汚れそうでめんどくさそうだったから。

でも最近はお金がなくて時間があるので、外食は以前よりうんと減らして、まぜものも実は楽しそうだし、Vも動員して2人協力して作る。実はVもヒマ人だし。

餃子はあの皮に、切って混ぜた野菜や肉をつめる過程が一番好き。単純作業だけど、少しずつ詰めなくちゃいけなくって。

薄くて粉のついた半透明の皮に、折り紙みたいに最後真ん中できっちり半分に折って、プリーツをつける。私は、野菜から出た汁を内側の端っこに伸ばして、封筒の口を糊付けする感じでぴたりとくっつける。

プリーツをつけるのは、Vが冬にやる”tuck”みたい。初め”tuck”するって何を言ってるのかと思ったけど日本語だと家庭科の授業で立体にする部分(女性用ブラウスの脇とか)に「タックをつける」っていう、アレ。タックって折り込むことだったんだね。

冬の寒い時期、イギリス人って、ふとんや毛布を自分の体の下にまでたくし込んで、熱が逃げないようにして寝るんだろうな。Vは冬、それを自分でして、私にして、それから寝る。あんまりきっちり折り込むからミイラにされたみたいで、動けなくなるほど。

餃子の皮のプリーツはその”tuck”をつけるのを似ている。

折り紙、封筒、”tuck”=プリーツづけ。

その手作業のひとつひとつの、大切なものを丁寧に包む感じがいい。
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by nanaoyoshino | 2010-06-11 02:21 | SimpleLife/普段着の英語

「無」という漢字

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ほら!お風呂にテントウムシがいた。Look at this! I found a ladybird in the bathroom.
(テントウムシ)生きてるの? Is it alive?
- 窓を開けて飛び立たせて Letting it out from the window - 
よい日を!Have a nice day!
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「普段着の英語」ピックアップ

ずっと前、アイルランドの女性が、「無」という漢字を見て、意味を聞いてきた。

仏教では(その語が使われている文脈に関連して、私はとくに仏教徒というのではないですが、うろおぼえで)「無」というのは必ずしも悪いことではなく、むしろ到達すべき境地は頭の中を無にすることだったと思いますよ、と言ったら相当ショックを受けていた。

ヨーロッパでは、無ということは、それほど好ましくない状態なの?!

私が前回書いた「考えない練習」の話をVにしたら、この本のタイトル言っただけで「なんだそれ!」っぽい反応だった。

で、Vが思い出した。
「人生の目的と意味を考えるて生きれば、人はしあわせに生きることができる、って
最近、このようにイギリスの哲学者が唱えている番組があった」

ヨーロッパって、ほら、「我思うゆえに我あり」とか「考える葦?」ですか?
そういうこと言ったの、デカルト?あれはフランス人?
自我・理性・考えることなどが、動物と人間を分ける境目、とされているからか、
「考えない練習」という発想がもう、ありえないみたい。

理性は英語でreason で reasonは理由という意味でもあるから、論理を、感性より重んじているのかな。

いえね、考えることが悪いわけじゃなくって、
考えてばっかりいることが、人生を厳しいものにしていると、、、

それに人間だって動物の一種でしょう。もちろんこのことは、ヨーロッパの人だっていやいやながらも認める。
キリスト教と仏教の世界観の違いとも関係あるのかも。

などといろいろ言ってもVは、なんだか宇宙人と話してるみたいな、またはいかにも重要じゃない話を聞いてる、っていうような顔つき。

で、Vの不眠はどうやって解決するのかな?
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by nanaoyoshino | 2010-04-26 02:47 | SimpleLife/普段着の英語

仏教の若いお坊さんによると・・・

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今日は4月なのに寒くて、雨が降ってひどい日だったね。でも携帯の設定音楽で踊ったりして。 Today was cold and rainy. It was terrible and also now is April. On the other hand we danced to the mobile music.
結局は、楽しかったね。I enjoyed today after all.
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「普段着の英語」ピックアップ

最近いろんな本を読んだ。つまり、ヒマだったんだと思う。

私のまわりは、実用書しか読まない、という人と、
小説しか読まない、という2タイプに分かれる。
私はどちらも読む、ちょうど1/2ずつくらいに。

最近読んだ本、「考えない練習」というタイトル。

若いお坊さんが仏教の話を、「データ」とか「メモリ」とか、情報処理のワードや、
「がーん」「うっそー」のようなマンガのフキダシみたいな語彙を使って、説明している。
そんな本。

私もVもときどき何か考えごとを始めてしまって、眠れなくなることがある。
それで雑誌の記事を読んで「今日あったよかったこと」を考えながら眠る、ということをしたら、眠れるようになったものの今度はひどい悪夢を見た。(「無意識はだませない」参照)

そんな日常の必要性というか、私とVの「どうも考えすぎるようだね」と言っていた会話から、本屋さんで見たこのタイトルが目に留まった。

じつは、まだぜんぶ読んだわけではないけれど、このごろ自然にこの本に書かれていることが頭の中にインプットされて、なんだか快適なのだ。

たとえば、考えないために何をするのか?
ということだけど、5感をもちいて積極的に感受せよ、とのお説。

だからと言って、まったく考えないことをすすめているわけではなくて、
正しく考えること、というのも必要だけれども
考えることは、たくさんあるたいせつなことのひとつに過ぎない。

私がこの本を正確に理解しているのかどうか、正直言ってよくわからない。

ただ、夜眠るときは、今でも「今日よかったこと」を考えることもあるけれど、
5感をもちいて積極的に感受しようとすると、明日の予定を考えながら眠るよりもよく眠れるようになった。

たとえば、
からだとフトンの間の体温、
隣のVの体温や呼吸、
室内の空気やにおい、
窓の外の音や気配、

こういうものを、積極的にひろう。
その感覚に集中する。

すると空気の湿気や、それと関連して部屋にあるもののにおい、
天気によって外の音の響き方なんかも違って、
隣のVの眠り具合も毎日違う。
感じようとしなければ、感じない、ビミョウな差異だけど。

最近プレゼンで相手に批判的なことを言われても、ぜんぜん上がらなかった。
べつにこの本のことを四六時中考えているわけじゃないのだけど。

現在自分がやるべきことに集中し、相手の目を見、まわりにいて私の声を聞いている人たちから発せられる空気を感じようとしていた。

すると自分が伝えたかったことを素直に話すことができた。

「このプレゼン企画が通らなかったら」「この人に気に入られてなかったら」という雑念がなかった。

最近ヒマだったせいか、神経症みたいに自分が失う根拠がないものについてまで、失うことを予定してうろたえたりしていた。

計画を実行するときも、あれこれ迷わなくなった。
「考えない練習」は、「月を疑う孤独」 で書いたことにも関係あるような気がした。

今現在のこの瞬間を、5感で、ただ感じて生きることに集中する。
そんなシンプルなことがときどき、とてつもなくむずかしい。

*「考えない練習」小池龍之介著 
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by nanaoyoshino | 2010-04-17 01:45 | SimpleLife/普段着の英語

水の上でピアノを

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イギリスで一番きれいだと思うとこは?Where do you think the most beautiful place in Britain?
バーサのところ!Bertha’s place!

■place「ところ」もっとも漠然と場所を示す。Town「町」 city「街、市」イギリスではキリスト教のカテドラルがある町。 Area 「区域」「地域」
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「普段着の英語」ピックアップ

セミリタイアしてから月2のペースで国内外を旅行する、Vの姉のバーサとその夫サム。ケンブリッジに行くつもり、とVが言ったら、いつも見ているネットのサイトから、オススメのホテルを教えてくれた。

結局もたもたしている間にそのホテルはいっぱいになってしまい、ただバーサは私たちのために検索するうち、自分たちも泊まりたくなってしまったらしく、彼らのほうがずっと早く勝手に自分たちの予約をした。Vと私は別のホテルに泊まることになったものの、出発前日になって同じ日に行くことがわかり、「そんなら」と、サムの運転する車に便乗することになった。

ケンブリッジまでの高速道路で、私はバーサに「イギリスで一番きれいな町はどこ」と聞いた。なぜってバーサとサムはイギリス中行ってるから。そしてら「ストラスフォード」だって。ストラスフォードは行ったことないけど、シェイクスピアで有名な町だ。ストラスフォードの正式名称は「ストラスフォード・アポン・エイボン」つまりエイボン川の上にあるストラスフォード。

イギリスには、この「アポン~川」と名のつく町がときどきある。

もし私が「イギリスで一番きれいなところは」と聞かれたら、バーサのところだと答えるだろう。
バーサにそう言ったら、「どこがすきなの」と言うので、「家と庭、ホスピタリティ、イギリスで一番暖かい心」と答えたら、バーサは黙って、不思議そうだった。

イギリスで好きな風景には川があることが多い、って前回書いたけど、考えたら バーサの家の庭にも川が流れている!川が流れる庭を持っている人なんて、イギリスでもそう多くないと思うけど。

ケンブリッジではその後一度だけ彼らと夕飯を一緒に食べに行った。でもあとは、あいまいに別行動ながら、携帯でときどき電話はする。こういうべったりしない関係、私は好きだな。

Vとケンブリッジの川ぞいを歩いていたら、こじゃれたキャビンつきボートが並んでいる。デッキに薪が積んであったり、洗濯物が干してあったり。野菜がころがってたり。

Vによると、ボートの中に人が住んでるそうだ。

手紙はどうやって受け取るんだろう?電気は?水は?
と聞いても、Vは何も知らない。

「どういう職業の人なのかな?」
「ふつうの人たちだと思うよ。ボートの中で仕事できる自営業の人もいるかもしれないけど」
「旅が好きで舟に住んでるんだろうから、そのまま旅に行くの」
「月に一回とかなら、行くのかもしれないね」

Vによると、イギリスでもごく一部の人ではあるけれど、もともと運河で物を運ぶなどしていて船に住みついたまま移動していたのが、家としてそのまま住み続ける人が生まれたきっかけじゃないか、と言う。

ロンドンの運河にもこういうボートがたくさんあったのを思い出して、ネットで検索したら、冬は住まなかったり、夏だけ借りて住む人も多いらしい。

舟を貸してもうける、なんていうサイトまであった。それによると、ハウスボートには一人か二人で操作するには大きすぎる舟も多く、必ずしもそのまま旅行しやすくないらしい。

日本では舟に住むなんて聞いたことないけど、イギリス南部の地形は山がほとんどなく、起伏と行っても丘ていどなので、川も日本よりおだやかに流れる。

ケンブリッジでもまるで流れてないかのような静けさだ。だからよほどの天候でないかぎり、船酔いとか浸水とかもないんだろう。

What’s life like on a houseboatと検索したら出てきたブログ。オーストラリア人の写真家が、アムステルダムで舟を借りて住んでいる。

*( What’s life like on a houseboat 

ピアノが好きな人みたい。雨の日にピアノをハウスボートでひいたら、という録音がここで聞ける。

*(*ピアノと雨音 

どこの国でも人生はまわる輪や、漂う流れに例えられることが多い。
舟の上の暮らしは、まさに漂う人生そのものみたい。
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by nanaoyoshino | 2010-03-29 10:50 | SimpleLife/普段着の英語

イギリスで一番美しい街

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そこ避けて歩けよ。Don’t walk there.
わっ、すごい犬の糞。Oh, dear! This is terrible dog dirt.
違う、あひるのだよ。That’s not dog’s. That’s duck’s.

■糞を表す語はいろいろ。 dirtはもともと汚物, crapはばかげた物から、糞にも使用される。
○.・.。.・・・‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「普段着の英語」ピックアップ

旅好きの私は、街が一番美しいのはイギリスではなく、イタリアだと思っている。でもあえてイギリスで一番美しい街はどこかと聞かれたら、ケンブリッジCambridgeを挙げる。

その美しさは、ほかにあまり類を見ない、キングズカレッジのような圧倒的で優雅な建物があることにももちろん関係ある。

でもそれはむしろ、学生好みのカフェや書店などのある小さな通りや、広大な芝生の広場を自転車が走り、カレッジがおだやかな川の風景にたたずむ、街全体の雰囲気にあるのだと思う。

以前ロシア映画で、低い木がまばらにあるていどのなだらかな草原に川がUの字を繰りかえすように蛇行する、日本では見かけない風景を見た。イギリスの川もそのロシア映画のと似ている。

Cambridgeの名前の元になったCam川も、大学街を囲むようにUの字型に流れる。Oxford,Cambrige大学の次に古いとも言われるDurham大学も川に囲まれて、こういう大学街を流れる川では、平日に行くと学生たちがボートを漕いでいる。

私が好きなイギリスの風景にはかなりの頻度で、ゆったり流れる川がある。イギリスといえば誰もが行くロンドンだって、運河があるあたりは時間がゆっくり流れているように見える。

Cambridgeといえば、もちろんOxfordとともにイギリス屈指のエリートを何百年間も排出し、今もこの2大学出身者が、政治や法曹界、その他知的超エリートのほとんどを占めると言われる。

gentlemanというのはまさしくイギリス的なものだけど、ただたんにやさしい(gentle)のでもない、すっきりと、秩序を乱さないけれど、包み込むようにやさしく寛大で、洗練された美しさを指す言葉ではないかな。でそれは目には見えないけどこういう場所で、数百年かけて作られてきた。

Oxford,Cambrigeを代表するようなエリートを生み出すしくみの一貫にあるボーディングスクール出身者には、姿勢にも話し方にもほかの国には見つからないような、独特のたたずまい、gentleさを感じる。誇り高さだけじゃなく余裕ある礼儀正しさ、たまたまじゃない、確立されたフォームとしの上品さ。(これが形骸化してフォームだけになると”Mr Bean”に!)

Cambridgeは、gentleというひとつの価値観にあるように、整然として美しいカレッジの建物が、威嚇的ではなくまわりの自然とやさしく溶け込んでいる。
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by nanaoyoshino | 2010-03-21 08:28 | SimpleLife/普段着の英語