45 イギリス人が飲む紅茶<お茶の話-1->(スーパーで) at a supermarket 「リプトンがいいよ。イギリスの一流ブランドだよ」“Lipton tea is good. It’s the British first class brand.” 「リプトンなんてほとんど買わないくせに」 “You hardly buy Lipton tea anyway.” ○.・.。.・・・‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ↑↑ 普段着の英語 イギリス人はティーバッグ紅茶なんて飲まないと思っている日本人が多い。でもイギリス人が実際リーフティーで紅茶を飲んでるのを、私は見たことがない。ヴィンセントは里帰りするとき、行きは家族へのプレゼントでスーツケースをいっぱいにし、帰りはたくさんのティーバッグでいっぱいにして日本へ戻る。それはタトリー社かリントン社のもので、日本の感覚からすると「徳用袋」がさらに4袋入った大袋。それを山のようにつめこむ。 グレアム・グリーン(*)の本だったか、「紅茶はタトリーでなきゃ」って登場人物が言うシーンがあったような。(おぼろげなので、もし違う作家とかでしたらごめんなさい)ヴィンセントにタトリー社の紅茶について聞いたら、イギリス全国で買えるんだって。でもリプトンやトワイニングは上流階級ご用達のブランドで、タトリーはだいたい労働者階級が飲むブランド、ということらしい。リントン社の紅茶はヴィンセントの出身地あたりでしか入手できない「地酒」ならぬ「地ブレンド茶」らしい。 統計でイギリス人は1日1人3ℓだかの紅茶を飲むとか聞いた。私が知る限りそれはぜんぜん誇張じゃない。ヴィンセントが里帰りのとき持ち帰るリントン社製紅茶は、日本人がお米を届けてもらうみたいに、実家に定期的に業者が届けるものを分けてもらう。足りないとき、地元のスーパーでタトリー社製紅茶を買うみたい。 イギリスの町にも、スターバックスがたいていあって、コーヒーで人気。とはいえイギリス人で、家でコーヒーを飲んでる人を私は1人も知らない。でもヴィンセントの学生時代のルームメイト(イギリス人)はイタリア製のポット型のエスプレッソ器でコーヒーを淹れ自宅で飲んでたらしい。 それでヴィンセントもある日同じエスプレッソ器が売られてるのを東京で見て、焙煎コーヒー豆と一緒に買ってみた。私に使い方まで教えてくれ、しばらくはおいしいコーヒーを淹れてた。でも半年くらいで使わなくなり、もうどこに行ったか、たぶん捨ててしまったのだろう。 *第2次代戦中頃のイギリスの作家。今も人気。 <写真について> 同じ柄に見える、カタログ写真のカップの横の、本当のカップ。この写真にも、カタログ写真の中にも人はいないのに人の気配がある。 撮った場所:自宅
by nanaoyoshino
| 2008-07-11 00:04
| SimpleLife/普段着の英語
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