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9 一人ではできない

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「お父さんにメールで写真送ったけど見てくれてないみたい」
“I sent the photos to your Dad by e-mail but it seems he hasn’t opened them yet. ”
「あのPC開くのにすごく時間かかるらしいよ、音もうるさいし」
“Dad’s PC takes ages to open files. It also makes a hell of a noise.”
「ウチのは静かだけど起動時だけ、すごい音がするね」
“Our computer is very quiet but it’s very loud when it’s switched on.”
「冷却装置の音だよね」“That’s the fan.”
「PCがアクビしてるみたい」“It’s as though it’s yarning.”
「君みたいに? 君は思い切り大声でアクビするから」 “Just like you? You yarn very loudly.”
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「普段着の英語」ピックアップ

この頃インターネットの仕事が多い。これまで印刷物で宣伝の仕事をしてきたので、最初は紙がモニターになっただけかと思ったけど、やってみると違ってた。たとえば紙をめくるのは人間だけど、モニターをクリックして別のページに切り替えてくれるのは、コンピューターのプログラム言語。つまり情報はいつもPCによってコントロールされてる。情報を面白く読んでもらうのは、どこをクリックするとどの情報を得られるか、といったわかりやすさとセットだ。が、読み手のPC環境はいろいろで相性もあり、「ページが開かない」「文字化けする」「動作に時間がかかる」といったことはいつでも起こりえる。

伝達媒体としての紙には長い歴史があり、確立されたすばらしい前例や実績も多数ある。広告は資生堂、エディトリアル・出版系ではVOGUEのグラフィックデザインとか。だから「こうなりたい」というなんとなくのイメージを持てる。でもインターネットは、見る側の認識力「PCリテラシー」もどんどん変わってる。環境だって、You-Tubeみたいに大量のメモリーの必要な動画や音楽データのやりとりができるようになったり、顧客のニーズも、テクノロジーも日々変わる。回答を求めると複雑なプログラム言語や、データ入力を解析しなくちゃいけない。一人ではできない仕事が多いから、チームの連帯感は増す。

もともとメーカーだから花形は商品開発で、「システム系」なんて周辺部署に過ぎない。チームにはいろいろな会社から移ってきた、個性的で、新しい伝達媒体を扱う好奇心の強い人ばかり。今日は席替えで隣の人が変わり、きのうまでは松浦理英子の話をしてたけど、今日はアラビア語圏の音楽の話をしてる。でもふだんこんな余裕はなくて、毎月100万人が見るサイトの月次の更新をたった数人で完了する月末(今日のこと)、ちょっとだけばかげた話をする余裕がある。
by nanaoyoshino | 2008-01-31 23:54 | SimpleLife/普段着の英語
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