こういう暴挙に出る旅行者はたぶん少ないのだけど「次の駅はホテルがある町ですか」 (実はこれは念のため2回目の質問。電車がトラブルで止まったとき、調整してた駅のおっさんに同じ質問をした。おっさんは「きっとあるよ」って答えてくれた) 女性はけっこう駅から遠いのに、観光案内所まで連れてってくれた。 「観光地だったの?」 観光案内所があることにまず驚く。 渡された地図を見ると、ヨーロッパに典型的な美しい城塞都市のフンイキ。(この地図にも主要な建物の絵が、描いてある) こういう古い町はふつう、中心が駅から少し離れてる。歩いってったら、想像以上に完璧な中世のままの街。 観光案内所の人がおすすめしてくれた民宿は、この町でもっとも古い「グロンマルクト」(野菜市場の意味)とか言う広場にあった。ここは町の中心の、一番大きな広場「ホフ」(庭の意味)に隣り合う、町で最も古い広場だという。 ホフのグロンマルクトと反対側の広場、以上3つの広場にはまず、一日中人がなんやかや集まってるのだけど、週末だったせいか、夜9時頃から人声が増え11時頃から飲んで騒ぐ若者やおじさんたちの叫び声が3時頃まで、まったく止まず。それがよーやく収まったと思ったら、早朝4時頃私の部屋のま向かいにあるシント=ヨリス教会との細い通りで、巨大なゴミ箱のまわりが騒然としてきた。 トラックが作業する機械の音、どったんばったん路上のものを動かす音、何やら指示しあう叫び声、車のエンジンの音。しばらくの間そのゴミ処理トラックが作業をしてるらしいな、って半分眠りつつ思う。 その騒音もやっと終わった朝7時頃、雷のような轟音に今度は完全に目が覚めた。とブラインドを開けて広場を眺めるとなんと60台くらいのバイクに乗った黒い革ジャンのおっさんたちが、いっせいにエンジンをふかしてる。一番前でバイク男たち全員に怒鳴っている男がいる。彼の叫ぶのにあわせて、他の連中がおう!っていちいちシュプレヒコールをあげてる。予定の行動らしく、まわりを警察が取り囲んで警備もしっかり。 このバイク集会がなんだったのかは、最後までわからなかったけど、私が静かな眠りについたのは集会が終わった朝8時以降だった。アメルスフォールトの広場では、いつも何かが起こっている。 *Amersfoort アムステルダムから電車で1時間。この名のつく駅は3つあるけれど、そのうち初めの駅から徒歩5分くらいのところに観光案内所が。
by nanaoyoshino
| 2009-05-01 01:44
| hundreds of days off
|
カテゴリ
以前の記事
2012年 07月
2012年 06月 2012年 05月 2012年 03月 2012年 02月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 最新のトラックバック
フォロー中のブログ
花嫁の裏方
日刊ギリシャ檸檬の森 古... 小林恭子の英国メディア・... ハギスはお好き? 本が好き 米利海辰商店 タスマニアで生きる人たち イタリア料理スローフード生活 鉄担当! 降っても晴れてもパリ。 街の言葉 バンクーバー*食いしん坊... ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||