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オランダとイギリス <1>

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初めてオランダのアムステルダムを訪れた時、家の屋根がオランダのほうが凝ってるなあ、って思ったくらいしか、違いがわからなかった。オランダの人は英語が話せる人が半分以上だし、見かけもあんまり、いくら目を凝らして見ても違いがよくわからない。オランダ人のほうが明るいブロンドが多いか、っていう以外違わない。その違いを見極めるには、オランダの奥へ、行ないといけなかった。

それは田舎って言っても小さな国のこと、アムステルダムから電車で1時間行きさらにバスに乗り換え30分。予想外に開けていて田舎っていうよりちゃんとした町の雰囲気だったので、バス停で下り損なって一駅歩いて戻ることになった。ちょうどその日は土曜日で魚市場が出てる、一ばん華やいだ日。日本の市場同様、屋台がぎっしりとメインストリートにテントを並べ、魚だけじゃないあらゆる日用品を売る。

民族衣装に関する「地球の歩き方」の小さなコラムのとおりに、よく見るとときどき、日本の武士みたいに肩パッドが入ったようなジャケットを着たおばあさんがいる。これがオランダの「民族衣装」らしい。すそまで長いスカートだかエプロンだかを何枚も重ねた小花柄のコットンのスカートも黒っぽくて地味。民族衣装って言っても、普通の服っぽくて目だたなかったけど、まとめ髪のてっぺんにかぶった日本でいうところの「メード」ふうな真っ白いレースだけ、特異な感じがする。

このへんのオランダ人はとくに背が高いのか、おばあさんたちはみんな背が高くてしゃんとしてて、堂々と強そうだ。オランダの人のイギリス人との顔立ちの違いは、オランダの人のほうが目が丸くて小さい人が、若干だけ多めなこと。多いっていっても少数だしもちろんとても美しい、女優のレニー・ゼルウェガーみたいな感じ。おばあさんたちもそんな感じの顔立ちが多かった。

オランダの伝統衣装は、オランダの若い人に聞いたところ「あのへんの人はある意味すっごーく保守的なのよ、だから昔のままのかっこうなんじゃ」とのことだった。(つづく)
by nanaoyoshino | 2009-04-16 23:53 | hundreds of days off
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